将来性のある企業に投資する方法

PCでチェックする女性 投資

2024年は新NISA元年ということで銀行株や商社株を始めとするコアな銘柄が相場を賑わせました。

2025年は米国がトランプ政権に変わり、いわゆるトランプ関税で荒れた相場になりました。
また為替相場ではドル円160円台から140円台になるなどトレンド変化が見えます。

昨年の株高はドル高円安に裏打ちされた面もあり、ファンダメンタル的に日本はゼロ金利から脱し、
米国金利は利下げの方向に転換したことが今のトレンド変化に繋がっています。

では、日本株式で主要な銘柄が上がり始める前は、どのような銘柄が動いていたのかを調べたところ、ある銘柄群が動いていたことに着目しました。

それがいわゆる新興企業です。

新興企業って?

新興企業(しんこうきぎょう)とは、比較的設立からの年数が浅く、急成長を目指している企業のことを指します。英語では「Startup(スタートアップ)」や「Emerging Company」とも呼ばれます。

新興企業の特徴は以下のとおりです。

  • 設立年数が浅い 多くは設立から10年以内
  • 高成長志向 新しい技術やビジネスモデルで急成長を目指す
  • イノベーション重視 AI、バイオ、フィンテック、SaaSなど先端分野が多い
  • 資金調達が活発 ベンチャーキャピタルやクラウドファンディングを活用
  • 上場を目指す 東証グロース市場などでIPOを目指す企業が多い
  • 例:日本の新興企業(東証グロース市場上場)
  • カバー株式会社(VTuber「ホロライブ」運営)
  • GENDA(ゲームセンター「GiGO」運営)
  • サイバーセキュリティクラウド(AIによるセキュリティ対策)

日本の新興企業に投資するには?

さて、これら日本の新興企業に投資するには、個別銘柄を買うのが一つの方法ですが、
投資の成績が自分が選んだ1社の騰落だけに左右されるのは心配というかたには、
東証グロース指数を買うという方法もあります。

東証グロース250指数(旧マザーズ指数)は、成長性の高い新興企業に投資できる
ユニークな株価指数です。以下にその魅力をわかりやすくまとめます。

守りから入る投資という考えかた

東証グロース250指数の魅力

  1. 成長企業への集中投資
    日本のグロース市場に上場する時価総額上位250社で構成。
    VTuber運営の「カバー」や、ゲームセンター事業の「GENDA」など、
    将来性のある企業が多く含まれています。
  2. 新陳代謝が活発な市場
    毎年10月に銘柄の入れ替えがあり、勢いのある企業が常に組み込まれる。
    成長が鈍化した企業は除外されるため、フレッシュな構成が保たれます。
  3. 高ボラティリティ=高リターンの可能性
    値動きが大きく、短期的なトレードや中長期の成長投資の両方に適しています。
    2024年はマイナス成績でしたが、2025年以降は市場改革や金利政策の影響で回復の兆しも。
  4. 市場改革による今後の期待
    東証が上場基準の見直しを進めており、質の高い企業が残る市場へと進化中。
    「ゾンビ企業」の淘汰により、本当に成長性のある企業が評価されやすくなる 。

投資信託?ETF?

東証グロース250指数に投資するには、ETFや投資信託などさまざまな投資手段があります。少額からでも投資でき、NISA口座との相性も良好です。

東証グロース指数やグロース市場の構成銘柄に投資する投資信託を調べてみたところ、
「DIAM新興市場日本株ファンド」などがありますが、信託報酬が1.672%で若干高めなのが気になります。新NISAが始まった時に話題になったeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬が0.05775%なのでいかに高いかがわかります。

東証グロース250ETF銘柄コードは2516であれば、信託報酬(運用コスト)0.308%程度で投資信託に比べて低コストです。最低購入金額は10株単位からなので2025年6月時点の株価599.3円なので約6千円から始められます。東証グロース250ETF銘柄コードは2516をSBI証券、楽天証券、マネックス証券などネット証券から買うのが売買手数料が0円のところもあり割安です。

ETFって何?

ETFは上場投資信託です。広い意味ではETFも投資信託です。

ETFの魅力は株式と同じように市場でリアルタイムで売買できるということです。
指値・成行注文も使えるため、柔軟な取引が可能です。

低コストで分散投資ができる
ETFは複数の銘柄に分散投資できる仕組みなので、個別株よりリスクが抑えられます。
信託報酬(運用コスト)が投資信託よりも低いものが多く、長期投資に有利です。

テーマ投資がしやすい
「グロース株」「高配当株」「ESG」「AI関連」など、特定のテーマに沿ったETFも多数あり、
自分の興味や価値観に合った投資ができます。

少額から投資できる
1口単位で購入できるため、数千円から投資可能。
特に「東証グロース250 ETF(2516)」などは、1単元(10口)でも1万円以下で購入できます。

透明性が高い
組入銘柄や構成比率が毎日公開されており、投資先が明確。
投資信託に比べて中身が見えやすいのが特徴です。

税制優遇制度(NISA)との相性が良い
NISA口座を使えば、配当や売却益が非課税。
長期積立にも向いており、資産形成に最適です。

東証グロース250ETF銘柄コード2516こんな人におすすめ!


将来性のある企業に早期から投資したい、日本のスタートアップやテック企業に注目している
高リスク・高リターンの投資をポートフォリオに加えたいという人は東証グロース250ETF銘柄コード251をチェックしてみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました